外反母趾の原因

外反母趾に関しては、脚の親指が人さし指側に傾いて変形し、ひらがなの「く」の字のようになる感じの状態で、脚の痺れを伴うような病気です。
外反母趾の原因に関しては、外的原因と内的原因が考えられます。

外的原因に関しては、ハイヒールや先の細い窮屈な感じの靴を履き続けている事があります。
ハイヒールを履くと、脚にかかる感じの体重はつま先に集中するのです。
4cm程度のヒールで約1.5倍程度、9cm程度のヒールで約3倍程度といわれています。
脚は横に広がり所謂「開帳脚」に実際になりますが、ハイヒールの先はかなり細くなっているので親指はひらがなの「く」字に実際に曲がってしまいます。
始めは靴を履いているような時にしか脚の痺れを感じませんが、ひどくなると靴を脱いでいる感じの状態でも痛みを生じます。
その他の外的原因に関しては生活習慣があります。
今の社会では、以前と比較して1日に靴を履くような時間がかなり長くなり、逆に関してはだしでいる感じの時間が少なくなってきていて、これらはパックのようなものです。
そして、様々な交通手段により、実際、歩く機会も減ってきています。
そのため脚の筋力はかなり低下傾向にあり、開帳脚や土踏まずのないような偏平脚の人が増えています。
これは、外反母趾を起こしやすい要因でもあります。

内的原因に関しては、まずだいたい女性である事があります。
外反母趾は、女性の割合が実際に男性の10倍程度と圧倒的に女性に多く発症しています。
女性の方が男性より関節が実際に柔らかい事、筋力が弱い事などがだいたいその理由だと考えられています。
その他の内的原因に、脚の形があります。
先天的に偏平脚であったり、あるいは、親指が人さし指よりも長いエジプト型というタイプの脚だったりすると外反母趾に少しなりやすいといわれています。
そして、関節リウマチなどの病気を持っているような人も発症しやすいと実際に考えられています。

外反母趾に関しては、曲がっている状態によってだいたい4つに分類されます。
脚の親指と第一中脚骨との角度によって実際に判断していきます。
角度が15度程度未満は正常、15度程度以上20度未満は軽度、20度程度以上40度程度未満は中程度、40度程度以上は重度とされています。